長引く腰の痛み~手術との関係

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腰の痛みについては、最近たくさんの研究がなされ、脳の関与に関するエビデンスがたくさん報告されています。
今日は特に腰や足の痛みと手術についてのお話をしたいと思います。

(本田社長と一緒に楽しく全身運動。慢性の痛みの患者さんも動き始めれば変わります。)

腰や足の強い痛みの原因となる疾患として、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症があります。
椎間板ヘルニアは、脱出した椎間板が神経に触って痛みを出します。
腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症は、背骨の並び方にゆがみが出てそちらが神経に触って痛みを出します。

神経に触っている場所を解放すれば痛みがなくなるはず!
そう思って手術を行うのですが、中には、手術の後も長引く痛みに苦しむ患者さんがいます。
そういった患者さんの中には「Failed Back Surgery Syndrome」と言って、何度も手術を受けられて、それでも痛みが良くならず苦しむ患者さんがいます。

以前にお話しした術後遷延性疼痛の話題、代表的な乳癌の例を話題にしましたが、腰や足の痛みにも同じ機序が働きます。
(J Craniovertebr Junction Spine. 2015 Jul-Sep; 6(3): 105–110.)
手術後3日間程度強い痛みのある時期に、きちんと痛みが制御されると、痛みが長引くことを防げる可能性もあり、不要な手術を受けなくてもよくなる可能性があります。

腰や足の痛みに対する手術は高齢化社会に向けてますます増えてくるものと考えられます。
我々の機器が手術後を安楽にすごせることのみならず、長引く痛みに苦しむ患者さんの数を減らすことができれば、患者さんだけでなく、そのご家族の笑顔ももたらすことができると信じて、開発に取り組んでいます。

 

 

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