不思議な出来事

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私は痛みの研究者。
痛みって不思議なもので、動物で研究するときに、片側の顔に痛みが出るようなモデル動物を作る時に、片側の神経を痛めるような処置をする。
すると、不思議なことに痛めた神経は片側だけのはずなのに、反対側も痛み特有の行動が出る。つまり、両方痛がると言うことです。

痛みはメンタルの影響が大きいから、片側に強い痛みが出ると反対側も痛いような感じがしてきてしまうのはメカニズムとしてもあり得るという報告は多数あります。

私は、いろいろな人にお世話になっているから、出来るだけお役に立てるように頑張りたいと思う。それが高じて、容量オーバーするときがあるの。何でオーバーしてるかわかるかというと、予定が把握しきれなくなってオーバーブッキングさせてしまうことがあって。
今回も大切な日本疼痛学会の日程を1週間勘違いしてしまって、大切なPMDA面談とオーバーブッキングさせてしまった。皆様優しいので快く予定の変更に応じて下さったのだけど、今回はたまたま運良く優しい方に恵まれただけ。感謝するばかり。

そんな状況のせいか、これまでできたことのないくらいの口内炎ができて、痛い。いつもなら我慢できる筋肉痛が辛くてたまらなくなって(前のブログを見て!)、珍しく、研究の支援をして下さっているトレーナーの先生に弱音を吐いた。
そしたら、筋膜リリースと加圧(トレーニングではなくて圧をかけただけ、詳しくはこちらをご参照ください)を右足にだけして下さった。こういう処置が本当に効くのか試してみたいって仰って。
私は片側だけも楽になりたいとわらをもすがる気持ちと、本当に効くのかしら?という好奇心で一杯だった。

(加圧ベルトの巻き方。今回は右だけにしてもらったの)

改めて確認!
処置をして下さったのは右足だけ。
処置して頂いたことで右足のどうしようもない痛みがなくなった。その時に既に左足も痛みはあるものの、あの辛くてたまらない感じが消失していたの。いつものただの筋肉痛の感じ。あれ~?
あんなに下に物が落ちたときに、苦労していたのが嘘のよう。

翌朝には両方の足から痛みがなくなっていた。

普通であれば、そろそろ治る時期だったんじゃないということで片付けられてしまうようなこの現象。
私は、違う気がした。

私に何が起こったか。

まず、痛みの原因は確かにあったのだけど、痛みの強さを必要以上にひどく感じている状況があってそれが体の動きを妨げていた。
先生が一生懸命私を楽にしようと処置をして下さった。そう、手当をして下さったの。

もともと足とか末梢のダメージというよりは脳が悲鳴を上げている状況だったところに、手当による刺激が脳に入った。それが脳の異常な痛みの増幅回路を遮断してくれるようにうまく働いた(ちょうどロボットが痛みを癒してくれるのと同じ仕組みと思う・・ロボットと痛みのブログを見て!)結果的には辛くてたまらない閾値より痛みの程度が弱まったので正常に戻ることができた。

動物モデルの現象とは真逆。片方の処置しかしていないのに両方の痛みが直った。

先生は体のどこか一部分の痛みからの体のゆがみのせいで遠い部位の痛みが生じたりすると仰っていて、それもきっと正しい。右側だけでも正常に近くなれば自分の力で反対は戻して行けたのかもしれません

ゴッドハンドと言われる人がいます。触れることで癒しを与えられる人。こんなことも研究したくなりました。

 

 

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